リビングコンシェル様 杉浦 孝浩 社長

エリア
東京都荒川区(本店)
設 立
2011年8月
U R L
https://www.living-concier.co.jp

社長プロフィール

前職は中堅不動産会社の部長職。33歳のとき、東北大震災を経験し、人生は明日をも知れないと痛感する。そこで、それまで考えていた独立を決意。震災から5ヶ月後、リビングコンシェルを創業した。

INTERVIEWインタビュー

創業して10年。これからの10年で、
やりたいこと、やらなければいけないことが明確になりました。

Q.ウィルスタジオ(ウィル)を知ったきっかけは?

会社に送られてきた「中古×リフォーム事業コンサル」のDMです。日々多くのDMが送られてきますが、ちょうどそのとき考えていたこととマッチしていたので、話を聞いてみることにしました。

当社は不動産売買仲介業をメインに行なっており、特にビルダー(建売住宅業者)の新築一戸建ての販売による仲介手数料が売上の大半を占めていました。比較的順調に売上も伸ばし続けていたのですが、人口減、少子高齢化が加速する時代においてビルダー頼みのままでは頭打ちになることは必至。ビルダーも販売を他社に任せるスタイルから自社販売に切り替えてきている。そこで次なる収益の柱として、顧客「数」で稼ぐのではなく顧客「単価」を上げるべく、「中古×リフォーム事業」を考えていたのです。

問い合わせをしたあと、まずはウィルの覚王山営業所(愛知県名古屋市)と、2つのリフォームモデルルームを見学しました。そして、担当の瀧口さんと宮前さんから、ウィルが実際に行っている「中古×リフォーム」のスキームを聞かせてもらいました。話自体は想定内だったものの、それを売買仲介メインの会社が行い、実際に成功している事実を目の当たりにして、それまで考えていた私の構想がよりクリアになりました。実は、同じように中古×リフォーム事業に着手し、リフォームモデルルームを設営している会社は知っていたのですが、その会社は建築をメインとしていました。ウィルは私たちと同じく売買仲介をメインとする会社でありながら成功しています。そのことが、「自分たちにもできるはず!」と、私の背中を押してくれました。

  • ウィル不動産販売
    覚王山営業所
  • ウィル 名古屋リフォーム
    モデルルーム
  • ウィル 名古屋リフォーム
    モデルルーム

Q.コンサルを依頼しようと思った理由は?

瀧口さん、宮前さんをはじめ、ウィルのスタッフの真剣な思いに共感できたこと、そして、会社・事業の軌跡に納得感があり、まさに自分がやりたいと思っていたことと合致したからです。また自ら事業をしており、そこで成功している「実績」があることからも信用できました。ただ最初に依頼したのは「中古×リフォームコンサル」ではなく、「不動産売却コンサル」。中古×リフォーム事業はもう少し先のタイミングでと考えており、それ以前にウィルと繋がっておくために、まずは「不動産売却コンサル」を依頼しました。

繋がっておくことで、「ウィル」という会社丸ごとから学べるものがあること。たとえば、運動会や表彰式といった社内行事、全社員参加の朝礼、新卒採用活動への社員の関わり方など、組織を活性化させ、今よりももっとおもしろくするための仕掛けが無理なく自然にそこにある。そして、それらはすべて社員のモチベーション、人の成長を重視した施策になっています。結局、何をするにしても「人ありき」なんですよね。「人(社員)」を基軸とした組織の持続的成長のため、もっとウィルのことを知りたいと思ったのです。「不動産売却コンサル」終了後は、ちょうど当社の創業10年目にあたり、前々からそのタイミングで新卒を始めようと考えていたことも重なって「新卒採用コンサル」を依頼することにしました。

Q.実際にコンサルを受けてみての感想

「新卒採用コンサル」を取り上げて言うと、期待していた成果を出せ、達成感を得ました。私が期待していたのは、目標の内定人数獲得はもちろんですが、それ以上に社員のモチベーションアップ、そして理念浸透でした。採用活動に携わることで社員が改めてやる気を出したり、「この会社っておもしろい!」と感じてほしいと思っていました。採用の実務を行う担当を3人選出。皆、営業と兼業だったので、本当に休みなく動いていたと思います。にもかかわらず、目は輝いていました。学生一人ひとりに対して真剣に向き合い、選考結果に関わらず家族のように接していたのです。この学生は本当にリビングコンシェルに入って幸せなのか?どうしたらその学生のためになるのか?学生によっては7回も面接したり、面接が苦手な学生のために伝え方の練習に付き合ったり、私の指示ではなく主体的に行っていました。彼らが自分たちの意志で動いているのです。内定を通知する場面で、彼らは泣いていました。

ウィルのやり方は真理である一方、社員に負荷がかかります。それでも一般的な普通の採用活動をしなくてよかった・・・。そう思っています。今後も新卒採用は続けますが、他の社員も巻き込んでやっていきたい。できれば全社員に関わってもらおうと思っています。「採用活動は人を育てる!」まさにそれを体感しました。

採用コンサル ワークショップの様子

Q.リビングコンシェルのこれからの目標は?

まず第一段階として、ウィルの良いところをすべてコピーすること(笑)。良いと思ったものは、完全に盗み、実践します(幸いにしてウィルは、一切何も隠す様子はなさそうなので・・・)。そして、その上で当社ならではのサービスや人材育成のカタチをつくっていきます。

創業10年の節目でウィルに出会って「気づき」をもらい、次の10年で当社が「やりたいこと」「やらなければならないこと」が明確になりました。同時に課題も認識できました。たとえば、新卒社員の教育体制。これまで中途採用メインだったので、0から社会人としての教育をすることはなかった。今後は、そういった体制を整える必要があります。同時に評価基準も変えていく必要が出てきました。また、事業スキームについても同様で、売買仲介以外の事業展開を行なっていく上で、改めて評価基準、給与体制も考えていかなくてはいけない。今までのように気合と根性だけでは限界があります。もちろん、気合と根性も大事ですけどね(笑)。これから効果的に成果を出せる仕組みを整えるべく、ギアを一段上げて取り組んでいきます。

2021年4月には、新卒1期生6名が入社します。同時に「中古×リフォーム事業」もスタートします。これから社員皆がワクワクしながら会社をつくっていく、そんな未来を確信しています。
(上記記事は2020年12月に取材させていただいた内容になります。)

株式会社リビングコンシェル様のクリエイティブ事例

一覧に戻る 次へ